仕事がきついと言っても、何がきついのかは人それぞれだ。例えば工場勤務や宅配業者に勤めていて、重たい荷物を組み立てたり運んだりするのがきついという体力的な問題もある。また、職場の人間関係に悩んでいて精神的にきつい場合や、仕事内容が自分の持っているスキルと合っていなかったり、仕事の内容そのものに興味や関心が持てず、ただ毎日ロボットのように働くのがきついと感じる場合もあるだろう。多少改善されつつあるものの、きついと感じる仕事はまだまだ存在する。

いずれにしても、一番の対処法は「~せねばならない」という固定観念を捨てることだ。究極の話、どうしても仕事がきつくて、これ以上続けていたら死んでしまうという所まで追い詰められた時は、今すぐ会社を辞めれば良い。いや、本来はそこまで追い詰められる前に辞めた方が良い。

どうしてもこの仕事を辞められない、と考えると人は余計に苦しくなってしまう。いつでも出せるように辞表届を書いておき、お守り代わりにデスクの引き出しに忍ばせておくと、案外気が楽になるものだ。

また、仕事が終わり家に帰ってからのプライベートな時間にまで、仕事のことを引きずらないための努力も必要だろう。仕事で嫌なことがあると、つい延々とその事ばかり考えてしまい、せっかくの休みが台無しになってしまった経験はないだろうか?そうならないために、日頃から自分なりのストレス発散方法を二つ、三つストックしておくことをおすすめする。映画鑑賞や散歩など、他人の影響を受けずに済む、なるべくひとりで行えるものが良い。